渓流の心得





7.キジ打ち

昔から、出物腫れ物ところ嫌わず、と言いますよね。 オシッコの時はまだ良いです。常識的に考えて、渓流の流れから離れたところにすればほとんど問題はないでしょう。 

問題は「大」の場合です。 お持ち帰りを提唱している方もいますが、これはあまり現実的なことではありません。 いくら自分の体内から出たものとは言え、ウン★と食べ物を一緒に持ち運ぶことは衛生的ではありませんからね。

実際にはローインパクトな方法で、自然に返す方法が最も現実的ではないでしょうか。まず固い枯れ枝を探して、地面に深さ15cm〜20cmほどの穴を掘ります。 掘った土は 脇へ寄せておきます。 で、そこへブツを落とすわけですが、紙は必要最低限の使用にとどめたほうがいいでしょう。
用が終わりましたら、できれば消石灰などを蒔きたいところですが、その為に持ち歩く人もいないでしょうから、とりあえず寄せておいた土を元に戻して、地表面にブツが露出しないようにきれいに元に戻しておきます。

ここで気を付けることは「虫さされ」です。 無防備にお尻をさらすのですから、蚊やブヨ、アブなどの格好の餌食になります。ウエーダーを履いたら、そうそう簡単にお尻を掻けませんよ。 気を付けましょうね。                        
あと、滅多にないでしょうが、ヘビにかまれる可能性もあります。 しゃがみ込む前に周りの藪を棒でつついておけば安心です。 また不用意に腰を落とすと枯れ枝などで傷を付けてしまう場合もあります。

ウ★チ一つでもこんなに気を使う必要があるんですね。 自然の中にいるという実感が湧くでしょう。   





山形県鶴岡市の小出雄樹さんから次のような情報をいただきました。

小学館BE−PAL、OUTING MOOKというシリーズの「シェルパ斉藤のバックパッキング術」という雑誌の中に、キジ打ちの紹介がありました。 原文のまま以下に紹介します。

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外でする排便は、外メシと同レベルの快感がある。
しかし、人に見られたら、これほど恥ずかしい物はない。適当な場所を探したらいきなりパンツを下ろすのではなく、しゃがんで植物観察をするふりをしながら周囲を眺める。
1分ほど様子を伺って、誰もいないことを確かめてから始める。終わったら、拭いた紙は分解を早めるために灰にする。地面に置くと燃えにくいので手に持って火を付け、便の上にのせる。そして土を被せて完了。

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以上。シェルパ斉藤氏によるコラムでした。

彼は最後に土を被せていますが、事前に穴を掘った方がいいと思います。また、砂地よりも腐葉土たっぷりの広葉樹林の中が最適であると、私自身は思いこんでいます。 参考になれば幸いです。



小出さん、どうもありがとうございました。 

続きまして「大井川のテンカラ師」さんから寄せられた情報です。



ハリスやラインの処理ですが、私は鮎釣もしますので、捨て針入れをベルトに着けております。それにライターであぶったハリス(小さくなりますので)を入れて持ち帰ります。自宅で捨て次に入渓する時は空にしておきます。 木の枝に絡んだ針もなるべくは回収するようにしています。

キジ打ちの事ですが、前に漁協の人間に聞きましたが『ティシュペーパーは止めて欲しいとの事です。』何故ならティッシュは使うものには始末はいいのですが、水に溶けにくく何時までもそこに残り、雨に洗われて露出し、風に舞って飛び景観を損ねるそうです。それを聞いて必ずトイレットペーパーをポリ袋に入れて持ち歩く様にしています。

場所選びですが、人の歩かない場所を選んで欲しいですね!!渓流師なら直ぐ見つかりますよ。川原の隅・茂みの隅、枝で穴を掘ってその中に…どなたかが言ったように、掘った土を被せて終わりです。蚊やぶよを追い払いながら、自然の景色を満喫しながらおつなものです。

2年程前、座り込んで辺りを見回すと日本カモシカが20メートル位の所にいて此方を覗っていました。彼も座り込んでいたのでもしかすると、同じ仕草だったのか?立ち上がると逃げて行きましたが、面白い経験でした。


大井川のテンカラ師さん、情報ありがとうございました。
ほかにもいろんなアイディアや情報をお持ちの方はこちらまでどしどしお寄せください。 お待ちしています。    (情報受付担当・郁楓)



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